水平歩道


水平歩道 - Wikipedia
水平歩道(すいへいほどう)は、富山県黒部市の欅平から仙人谷まで、黒部川上流沿いに約13kmにわたって延びる歩道(登山道)。道は黒部川の左岸に沿って、一部区間を除きほぼ同じ標高(約1,000 m)を保ったまま水平に延びている。鋭く切り立った黒部峡谷の断崖を「コ」の字形にくり抜いて作られた道であり、幅は狭いところで70から80 cmほど。関西電力(関電)の黒部川第四発電所から延びる送電線の巡視路としても使われているため、道自体はよく整備されているが、途中には鉄製または丸太を組んで作った桟道もあり、また道が通っているのが川面から数百mの高さの絶壁上で、ひとたび転落すれば生命にも関わることから、俗に「黒部では怪我をしない」(落ちると怪我どころでは済まない、の意)と言われ、実際に転落事故がしばしば発生している。このため、登山道としては上級コースに区分される。危険箇所には山側に手すり代わりの太い針金やワイヤーが張られているが、谷側には転落防止の柵などは設けられていない。また、欅平から12 kmほどの場所にある山小屋「阿曽原温泉小屋」を除けばコース途中に避難所はなく、エスケープルートも存在しない。毎年、初夏になって黒部峡谷に残る雪が消えてから整備を開始する。整備は関電が地元業者に委託して行われているが、その内容は雪崩などの被害があった箇所の補修のみにとどまっており、安全向上のための抜本的な対策は取られずにきている。本歩道と並行して地下を走っている関西電力黒部専用鉄道の一般開放とあわせて、本歩道・日電歩道もより安全に通行できるように整備して黒部峡谷観光の目玉にすべきという意見も一部にあるが、具体的な動きにはなっていない。1963年に黒部ダムが建設された際、中部山岳国立公園内である現地にダムを設置する条件として、日電歩道および水平歩道を一般登山者向けに維持・補修することが厚生省(当時)より関電に対して義務づけられた。これにより、関電は毎年数千万円の費用をかけて両歩道の整備を行っている。




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by 稲妻 | by inazumahiruzuzoku | 2012-09-24 00:00 | Other
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